実は今年の5月末から始まっていた、大ゴッホ展。
行こう行こうと思いつつも、会期終盤になってしまいました・・・
本当は子供や家族といきたかった。
せっかくの好きな絵なので、家族みんなで観に行きたかったんですね。
でも家族はそれぞれで忙しく、それほど絵画に興味もない。
そのため、家族の予定が落ち着く時期、夏休みに入って、子供の塾の夏期講習も前半が終わりひと段落した今。
行こうと思ったらすでに終盤・・・
チケットがとれない
いつも美術館は平日の昼間に一人でいって、パッとチケットを買って観ることが多かったのですが、
今までも観られないということはなかったので、あんまり注意していなかったんですね。
ですが今回、調べたときにはもう「お申込可能なチケットはありません」の文字・・・
こうなると行く手段は二つです。
1.早朝に行き当日券を狙う
SNSで情報を見ると、7時くらいに会場に並べば当日券が買えるらしいことがわかりました。
ただ、絶対に買えるという保証はありません。
売り切れ時間は日によって異なり、9時近くの日もあれば、会期末が近づくにつれて8時半、8時前とどんどん早くなっているようでした。
2.キャンセル枠を狙う
公式オンラインチケット売り場を見てみると、「お申込可能なチケットはありません」の文字が・・・。
しかし、オンラインチケットは前日の23:59までキャンセルが可能です。
キャンセルがでたタイミングで日付が選べるようになりますので、そのタイミングを待ち、購入することができました。
何度か子供分も挑戦しましたが、三人分購入ができる確率は極めて低いことがわかり、今回は私だけで行くことにしました。
20分並んで肉眼に焼き付けた「夜のカフェテラス」
ずっと生で見たいと願っていた「夜のカフェテラス」
この作品だけ撮影OKだったので、写真に納めつつも「やっぱり自分の目で見ないと!」と熱が入り、2度も並んでしまいました。
真正面から見るのに20分ほど並びます。

この絵の魅力は、なんといっても「青×黄」の対比。
ゴッホ独自の色彩対比へ行き着いた、アルル時代を代表する名作です。
この「夜のカフェテラス」は、アトリエではなく現場で直接描いたものなんだそうです。
暗がりの中で描くため
「青を緑と見間違えたり、青系のライラック色をバラ色っぽいライラックと間違えたりすることもあるけれど、夜を現場で描くのはとてつもなく楽しい」
と手紙に記しています。暗闇の不自由さすら楽しんでしまうほどの情熱が、あの夜の街の空気に満ちていたのだと感じます。
南仏アルルで出会った「光」に、陽気さや希望を重ね合わせたゴッホ。
愛用したクロームイエローを際立たせるように、コバルトブルーの星空を合わせています。
この2色は色相環で反対側に位置する「補色」の関係。
コントラストが最も強調される配色だからこそ、息をのむような力強さが生まれるのだと実感しました。
色々な芸術家に影響を受け、やっとたどり着いた「ゴッホらしさ」に、胸が熱くなりました。
帰り際、やはり欲しいのは公式図録。
ネットでも購入できるそうですが、この熱量でみたかったので、並ぶことに。
帰り際、どうしても欲しかった公式図録を手に入れるため、ミュージアムショップの列へ。
「45分待ち」の表記に一瞬怯みましたが、実質30分ほどで購入できました。この日の上野は意外にも木陰が多く、風が心地よかったのが救いです。
せっかくの美術鑑賞、やはり時間と心には余裕を持って訪れたいものですね。
みなさんも最近、心を動かされた「色」やアートはありますか?
